ヨルシカ「CDのないCD」を実店舗で発売する理由
ヨルシカがTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」に登場した1月27日の放送では、この日リリースの新作EP『創作』について、そのコンセプトや込められた思いを語りました。前編では、“CDが入っている”Type Aと、デザインや歌詞カードなどのパッケージが全く同じで“CDが入っていない”Type Bの2形態を発売した理由を伝えた部分を紹介します。
――中身が空のCDを発売する理由
suis:今回のコンセプトですけど、「CDのないCD」。
n-buna:こういうコンセプトでCDを出そうって思ったのは……そもそも僕自身の満足のためっていうのが根底にあるんですね。CDが入っていないCDを店舗で買っている人の姿を、僕はこの時代に見たかったんですね。ダウンロード全盛期、そういう実メディアが死に絶えようとしている瞬間に、わざわざ「CDが入っていないCD」っていうことを認識した人たちが、わざわざ実店舗に「CDが入っていないCD」を買いに行くっていう。その姿を作りたかったし、その姿を写真に撮りたかった。
n-buna:その写真っていうのは、僕がおじいちゃんになった時にね、世の中に本当に実メディアが消えてしまった、死に絶えた世界で、数十年前にこういうものを作って……分かりやすい皮肉として出したものを、みんなが買い求めて店舗に行った写真っていう。それはきっと、僕にとってすごく美しいものになるから。そういう自分のための作品を作りたくて、このコンセプトをやろうと思ったんだよね。
suis:うん。実際に今日『創作』を並べて見たときに、言い表せないんだけど……ちょっとゾッとしたというか。
n-buna:変な感じしたでしょ?
suis:興奮したよ、すごい。これは自分のCDとかじゃなくて、思っていたよりずっとパワーのある画だったし、怖いっていうのとは違うけど、ちょっとゾッとしたね。
n-buna:生きてる人間と死んでる人間の違い、みたいなもんだよね。物理的には心臓が動いているか止まっているかだけで、物体的には両方、何も変わらない訳じゃん。
n-buna:CDケースを僕はCDとして売って、僕はそれをCDと言えると思っていて。それを開いて何も無かった時の感覚っていうか……僕はそれこそが、この『創作』というCDに宿ってる価値なんだろうなと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff270d3404712c9549763098bc88140b17b660f1
コメント
完全にロバート秋山のクリエイターズファイル
これは何も面白くないw
曲の雰囲気はいいのに歌詞が若干痛い理由