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「プロデューサーからセクハラ」愛内里菜さんが元所属会社を提訴
所属していた音楽制作会社(大阪市)の男性プロデューサーから約10年間、セクハラ行為を繰り返され精神的苦痛を受けたとして、歌手の愛内里菜さんが同社に1000万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
18日に第1回口頭弁論があり、同社側は争う姿勢を示した。
訴状などによると、男性は同社の創業者兼取締役で、愛内さんら歌手や音楽グループのプロデュースを手がけてきた。
愛内さんは2000年ごろから、曲の打ち合わせで2人きりになった際などに体を触られたり、性的な言葉をかけられたりした。
芸能活動を続けるため耐え続けたが、極度のストレスから声が出にくくなり、過呼吸などの体調不良にも悩まされたため、10年12月末に芸能界を引退して同社との契約を解除した。
現在は別の名前で活動している。
愛内さん側は、男性が優越的地位を利用してセクハラやパワハラをしないよう、同社が対策を講じる義務があったのに、密室で2人きりになるような状況を誘発・放置するなどして怠ったと主張している。
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