英国チャートで1位を獲得するためにはアルバムがCD/レコード/カセットで販売されていることが極めて重要
英国レコード産業協会 (BPI)によると、英国ではストリーミングが主流ではあるものの、アルバム・チャートで1位を獲得するためには、アルバムがフィジカル・フォーマット(CD、レコード、カセット)で販売されていることが極めて重要な役割を果たしているという。実際、今年は、No.1アルバムの約90%がフィジカル・セールスのおかげで首位を獲得したとも言われています。
■アナログ・レコード
2021年のレコード販売数は30年以上ぶりの高水準に達し、過去12ヵ月間で500万枚以上のアナログ盤が販売されました。これは、前年2020年に比べて8%以上の増加であり、14年連続で増加しています。
2021年のアルバム販売数の約4分の1(23%と予測)をレコード・アルバムが占めることになり、これは1990年以来の高水準であると推定。また、100タイトル以上のアルバムがアナログ盤で5,000枚以上売れ、900タイトル以上が1,000枚以上売れたと報告しています。
■CDの減少率が緩やかに
2021年には1,400万枚以上のCDが販売され、12%の減少が予測。これは過去3年間で最も低い減少率であり、レポートには「40周年を迎えようとしているこのフォーマットに対する需要の減少は、オーディオフォーマットにこだわりを持ち続ける団塊世代と新しいファンのコアグループのおかげで、底を打っている可能性を示唆している」と述べています。
■カセットテープは9年連続で増加
BPIは、2021年には約20万本のカセットテープが販売されたと報告。2020年に比べて20%の増加が予測されており、『NOW 54』がこのフォーマットで年間最大の売り上げを記録した2003年の243,000本以来の最高値になるという。
2021年、現在までの52週のうち40週でアルバム・チャートのトップを獲得した作品は、CD、レコード、カセットの合計販売数が、1位を獲得した週のアルバム販売数の半分以上を占めていました。レポートによると、この傾向はアデルのアルバム『30』に象徴されており、発売後5週間で、チャート売上の75%がフィジカル・フォーマットの購入によるものでした。
Proper Music Distribution社のMDであるDrew Hillは、フィジカル・ミュージックの重要性について次のように述べています。
「今年は、CD、レコード、カセットがアルバムをヒットチャートに押し上げ続けた、素晴らしい年でした。チャートの首位を維持したアデルや、今世紀で最も早く売れたレコードのタイトルを獲得したABBAなど、非常に印象的な数字が出ています。これは、選択肢の多いこの黄金時代において、音楽ファンが手に取ることのできるアルバムを本当に大切にしていることを証明するものです」
コメント
さすがお化け屋敷が高く売れるお国柄だ
好きな音楽を聴くだけだから、チャートみたいな商業主義の愚劣なものは一切気にしないんだよなー
クダラネー話題だな
カセットカセット言ってるわりには
まともなカセットデッキが発売されない
あげくにラジカセをカセットデッキとか言い出すやつ出るし