3 British Bands That Sound Like American Bands
このリストに挙げられたロックバンドはすべてイギリス出身ですが、どれもアメリカのバンドのように聴こえます。Gavin Rossdale、Joe Elliott、Mick Jaggerがアメリカ人と間違えられることはありませんが、彼らが率いるバンドはいずれもはっきりとアメリカ風のサウンドを持っています。
これは主にアクセント(発音)によるものです。The Beatlesもアメリカのアーティストに影響を受けましたが、John LennonとPaul McCartneyは、アメリカのレコードを研究したリバプール出身のミュージシャンらしく歌っていました。一方で、The Kinks、Sex Pistols、The Clash、The Smiths、Oasisなどは、強いアクセントと地元の言及を通じて、自らの“英国らしさ”を前面に押し出していました。
1960年代半ばの「ブリティッシュ・インベイジョン」では、当時アンダーグラウンドだったアメリカ音楽を掘り起こしてきた英国のバンドが、アメリカにイギリス文化を輸出しました。これらの英国ロッカーたちは、アメリカのブルース、カントリー、初期のロックンロールなしには存在しえなかったのです。そしてその30年後、グランジとオルタナティブ・ロックの影響で、イギリスでは「ブリットポップ」という反動的なムーブメントが起こります。
●ブッシュ(Bush)
ロスデイルはアメリカのオルタナティブ・ロックを手本とし、「Everything Zen」ではジェーンズ・アディクションの歌詞を引用するほどでした。『Sixteen Stone』や『Razorblade Suitcase』といったアルバムは、グランジ後期にも関わらず、「Glycerine」「Machinehead」「Swallowed」などのヒットで、そのサウンドを存続させました。
●デフ・レパード(Def Leppard)
初期のデフ・レパードは、「ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル」の一翼として評価されていました。しかし彼らが最大の成功を収めたのは、1980年代半ばから後半にかけての“ヘアメタル”ブームの中でした。『Pyromania(炎のターゲット)』『Hysteria(ヒステリア)』という2作のメガヒットアルバムで、デフ・レパードは世界でも屈指のセールスを誇るロックバンドとなりました。
●ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)
ローリング・ストーンズは、1960年代のイギリスにおけるブルース復興ムーブメントの中で最も成功したバンドとなりました。ウォーターズ、ボ・ディドリー、チャック・ベリーにインスパイアされた彼らは、アメリカのルーツ音楽を“逆輸入”する役割を果たしたのです。グラム・パーソンズとの交流を経て、「Wild Horses」ではカントリー・ロックを取り入れ、ロックンロールを大きく変貌させました。
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