若者は「それ死語ですよ」と言うが…「ロキノン系」は本当に廃れたのか
関西の大学で教鞭をとるAさん(40代)は、先日、学生から発された一言によって自分が時代に取り残されていたことを実感したという。
「この間、ゼミの学生に向けて『ロキノン系の音楽を若者がよく聴いている』という主旨の発言をしたんですね。そしたら、ある男子学生から『先生、ロキノン系って死語ですよ。もうだれも使っていません。そもそも流行っていません』と一刀両断され、衝撃を受けました。笑」
学生に“死語”だと一蹴された「ロキノン系」とは、音楽雑誌『ROCKIN’ON JAPAN』に取り上げられてきたアーティストや、『ROCKIN’ON JAPAN』フェスに登場するバンドなどを指す。「おそらくこの学生が言った『ロキノン系』とは『邦ロック』のことではないでしょうか」と分析するのは、邦ロックに詳しいネットライター・Bさんだ。
「たとえば有名どころだと、2000年代には『ELLEGARDEN』、『フジファブリック』、『チャットモンチー』、『THE BACK HORN』などがロキノン系と呼ばれていた。2010年代になると『赤い公園』、『フレデリック』、『[Alexandros]』、『KANA-BOON』、『BLUE ENCOUNT』などが、高校生などを中心にブームになりました。このほか『BUMP OF CHICKEN』や『ASIAN KUNG-FU GENERATION』などもそうですね。
しかし、こうしたバンドの勢いも、2010年代に『Suchmos』、『Yogee New Waves』などシティーポップ系が流行し、その後は『Official髭男dism』や『King Gnu』などの勢いに飲まれ、失速していった印象です。いまでは『YOASOBI』など、ボーカロイド文化を引き継ぎつつ、古き良きロキノンの影響も感じる音楽が出てきている。
「もちろん、手堅い人気を誇るロキノン系バンドもいますし、今でもアニメ主題歌に起用されるバンドも多いため、一概に『ロキノンは廃れた』とは言えません」(Bさん)
冒頭、学生に「死語ですよ」と言われた大学教員のAさんにこの流れを説明すると、次のように語った。
「学生から最新の音楽を教えてもらい、聴き込むようにしているのですが、すぐにトレンドが変わるから驚きです。移り変わりが本当に早いですね。最近は学生から、音楽のサブスクサービスに入って、そこでヒットソングを聴くと良いと教わりました。自粛期間中に挑戦したいと思います」(Aさん)
https://www.news-postseven.com/archives/20210212_1633352.html
コメント
死語というかロキノン系=左翼のイメージがね…
実際にはごく一部なのにな。
雑誌そのものもロックらしく反体制なだけで別に左よりって訳でもないし。
ゲスの極み乙女辺りがロキノン系って言葉が使われた最後な気がする
シティポップブームあたりから使われてない言葉のイメージ
米津はバンプ系と思ったけど、ノキノンはバンド物だと思ってたから入らなかった
ワンオク、マンウィズ、ウーヴァー、緑林檎とかかな
でももしエルレが新曲発売したらまだ普通にランキング上位に入るだろ