バッハを聞くと「勉強&読書」がはかどる理由 全米トップ脳トレーナーが教える科学的勉強法
同じ勉強するなら、より効率よくやりたいものだ。そして時には音楽を聞きながらするのも効果的である。しかし、かける楽曲を間違えると集中力が失われる結果になるから選曲を間違えてはいけない。Googleやナイキ、ハーバード大学を法人顧客に持つ脳トレーナー、ジム・クウイック氏の、科学的に正しい効率的勉強法を紹介する。
それでは、僕がより速く、よりよい勉強法を長年教える中で見いだした、勉強力のリミットを外すためのシンプルな習慣を5つ紹介しよう。
習慣1 アクティブリコール(想起学習)を活用する
テキストを復習して、その直後にどのくらい思い出せるかを確認する。
習慣2 時間を空けて復習する
素材を復習し、どれだけ覚えているかを確かめたら少し時間をおいてまた復習する。
習慣3 心の状態と姿勢に気を配る
ポジティブで充実した状態でいるほど、よりよい成果を得られる。
正しい姿勢で座ると呼吸しやすく、脳や体に必要な酸素がスムーズに行きわたる。
習慣4 嗅覚を利用する
ローズマリーなどの精油を手首に少量つけて勉強し、試験前に同じ精油をつけるといい。
習慣5 脳にいい音楽を聴く
たくさんの研究が音楽と学習を関連づけている。カナダの心理学者、E・グレン・シュレンバーグ博士が発表した「覚醒度・気分仮説」は、音楽と気分の相関、また気分と学習の相関を明らかにし、音楽を聴くことで学習能力を高められるとしている。
中でもバロック音楽には優れた効果があるようだ。「音楽は心身のリズムを落ち着かせ、大量の内容情報の処理と学習を可能にする深い集中状態を作り出す」と、音楽と学習のエキスパート、クリス・ボイド・ブルワーは述べている。
「バッハやヘンデルやテレマンが作曲したような、BPM(1分間の拍数)が50~80のバロック音楽は、集中するのに適した雰囲気を作り、学習者をアルファ波の出る深い集中状態に導く。こうした音楽を聴きながら語彙の勉強や暗記や読書をすると、とてもはかどるのだ」
ラップやKポップで同じ効果を得られる確証はないが、音楽への反応は個人差が大きいから、その手の音楽があなたに効く可能性もある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af9ed579717e864b4d8a696de06e965020f7954e
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